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インタビュー

歯周病のことをもっと多くの方へ

―歯周病=歯を失くす最大の原因?

そのとおりです。40歳以上の日本人の約8割が歯周病を患っているといわれますが、初期の段階では自覚症状はほとんどありません。歯周病は、気付かないうちに徐々に進行して、歯を支えている骨が溶ける恐ろしい病気です。

しかし、治療をしっかりと行えば、60代の方でも進行をコントロールして、自分の歯を残すことができる病気です。ご安心ください。

―歯周病の予防は、何歳くらいから?

早ければ早いほどいいです。20代から検診におみえになる方もいます。よく「どのくらいのペースで検診に行けばいいか」と聞かれますが、お口や歯の状態、進行段階など個人差がありますので、一概にはいえません。本当は3ヵ月に1回がいいけれど「忙しくて半年に一回しか来られない」という場合には、その方に合わせたメインテナンス・プログラムを作ります。歯周病の予防・治療をしっかりやれば、他の疾患もすべてみつけていけますので、早めに取り組みましょう。

―治療にかかる期間は?治療内容は?

歯がぐらぐらする、といった自覚症状のある方であれば、3ヵ月~1年くらいはかかります。当院ではできるだけ歯を抜かない、削らないで進行したものをしっかりと治療しています。

どうしてもだめな場合は、入れ歯やインプラントの治療も行います。場合によっては、外科治療や、歯周病でゆがんだ歯をもとに戻すための矯正治療も必要になってきます。

―「歯を抜かない」を選ぶのはなぜ?

一本でも歯を抜くと、体のバランスが崩れます。また、「噛み心地」は自分の歯が一番です。私たちはただ栄養を摂るのでなく、今日はステーキが食べたいなあ、お魚が食べたいなあ、と食を楽しむでしょう。お刺身と焼き魚の違いは、味だけでなく食感もおいしさのうちです。その食感を一番感じられるのが、神経の通った自分の歯なのです。患者さんが食べたいものをおいしく食べてもらえるように、と願って、できるだけ歯を抜かない治療を進めています。

―治療は、どんなふうに始まるの?

まずはお口の状態をみせていただいて、検査をして、その結果をもとに、患者さんがお困りのことや、治療によってどうなりたいかというご希望を伺います。「固いものも食べられるようになりたい」「家族と食事に行ったとき、同じものが食べられるようになりたい」「口臭が気になるから治したい」といったゴールをめざして、治療を進めていきます。

―歯周病の治療で体も健康になるの?

波及効果です。たとえば、治療が進んで「先生、イカの刺身が食べられるようになりました」と教えてくださった方は、がぜんやる気が出たそうで、食生活や他の生活習慣も改善されていきました。しっかり噛めるようになれば、消化もよくなるため胃の負担も軽くなります。また、口臭がなくなって仕事や対人関係に自信ができたという方もおられました。歯周病の治療をきっかけに、嬉しい変化が生まれることは、私たちにとっての喜びでもあります。

―普段から私たちができることは?

患者さんにやっていただきたいことの全部を10だとすると、その9割が「歯磨き」です。歯周病の予防と治療には、ぜひ「正しい歯磨き」を実践してください。

自己流の誤った方法を続けられている方が多いため、当院でていねいにお伝えします。朝・昼・夜と3分ずつ、1日10分の正しい歯磨きで、一緒に大切な歯を守り、いくつになっても元気で、おいしく食べられる日々をめざしましょう。

―最後に先生より―

あらゆる治療が、それだけで治るわけではありません。体の健康と同じように、歯の健康も自分で守る意識が大切です。たとえば、40代で血圧やコレステロール値は知っているのに、お口の中に自分の歯が何本残っているかを知らない方はほんとうに多いのです。歯だって、体と一緒で「いつまでも20代のまま」ではありません。10年後、20年後の自分のため、あなたを大切に思う方のためにも、まずは歯磨きから、意識して実践してみてください。

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