「噛む」ためのメカニズム
お知らせブログ
普段の食事で、当たり前のように食事や話す事をしていますが
その動作の中でお口の中では
どのような事が起きているのかご存知ですか?
歯だけでは、食事は出来ません。
まず「唇」は、食べ物を噛み切る時は適量を噛み切り、
水分等をこぼさない役割があります。
唇は、軟らかくておいしそうなものなら多めの一口、
硬くて噛むのが疲れそうなら少なめの一口など
という具合にこれから噛む事を想定した振り分け作業を
人体の最初の扉で行っているのです。
他にもメカニズムがあります
次に「頬」は、泣いたり笑ったりする表情を表現出来ます。
表情筋が頬をつくっています。
目の周りや鼻にも表情筋はありますが、多くは口元に集まり、
噛む時に筋肉を収縮し口元を締めています。
また、口の中に入った食べ物は頬と舌によって
歯の上に運ばれ噛む事が出来ます。
このとき、頬は噛まれた食べ物がが
なるべく頬側に落ちない様に壁を作り
舌側に食べ物が落ち、唾液を混ぜて
また歯の上に食べ物を運び噛みます。
この繰り返しが咀嚼です。
「舌」は、咀嚼機能で頬の動きと連動しています。
また、舌には「味覚」の受容器が存在します。
そんな味覚には、「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」
という5つの基本味があり、
さまざまな味を判断出来るのです。
「食べてもいいのか」「飲んでもいいのか」という判断を行い、
生体防御をしています。
まとめ
普段の食事や話すという一連は口の中で、唇や頬や舌が連動しているため行えることなのです。
コロナ禍の生活で、人と話す、外食することが中々難しい事ではありますが
使わないと機能が低下してしまいます。
家の中で、食事の際はよく噛む。新聞や本を声を出して読んだりと
してみてはいかがでしょう?