フッ素を活用しよう!!
お知らせブログ
6月の4日~10日はムシ歯予防デーです!
むし歯を予防するためにフッ素を上手く活用しましょう!
フッ素の効果について
フッ素の効果は3つあります。
①歯質を強化する力
②初期虫歯を修復する力(再石灰化)
③虫歯菌を抑える力
フッ素は地球上に広く存在している自然のものです。
空気・土・海・川の水・植物・動物・食品など
あらゆるものに含まれています!
生活している中で、いくつかのフッ化物を摂取していますが、
それだけでは虫歯を予防することはできないため、
フッ化物が含まれる、歯みがき粉やうがい薬を
利用する必要があります。
フッ素濃度変更について
普段使用している歯磨き粉にもフッ素が含まれています。
今までは、海外と違って日本はフッ素濃度が
低く決められていましたが、
2023年1月から日本も
濃度や使用方法が変更になりました。
推奨されるフッ素濃度は以下の通りになりました。
4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年)
※一般社団法人 日本口腔衛生学会、公益社団法人 日本小児歯科学会、
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会、一般社団法人 日本老年歯科医学会
歯が生えてから2歳
フッ化物濃度は900~1000ppm
- 就寝前を含めて1日2回の歯磨きを行う。
- 歯磨き後、コットン、ガーゼ等で軽く拭き取る。
- 歯磨剤は子供の手の届かないところに保管する。
- 歯磨きについて専門家のアドバイスを受ける。
3歳から5歳
フッ化物濃度は900~1000ppm
- 就寝前を含めて1日2回の歯磨きを行う。
- 歯磨き後は、歯磨剤を軽く吐き出す。
- うがいをする場合は少量の水で1回だけ行う。
- 子供が歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨剤を出す。
6歳から成人・高齢者
フッ化物濃度は1400~1500ppm
- 就寝前を含めて1日2回の歯磨きを行う。
- 歯磨きの後は、歯磨剤を軽く吐き出す。
- うがいをする場合は少量の水で一回だけ行う。
- チタン製歯科材料(インプラント)が使用されていても、ご自身の歯がある場合はフッ化物配合歯磨剤を使用する。
※市販の歯磨き剤にはフッ素濃度がわかりにくい物が多いので
歯科医院専用の歯磨剤をオススメします!!
まとめ
歯の質を強くし、虫歯にならないためにも
セルフケアでは、フッ化物配合の歯みがき粉やうがい薬を毎日使用し、
歯科医院では、定期的に高濃度のフッ素塗布を行うことをおすすめします。
歯科医院でフッ素塗布を行う頻度として
乳歯列・混合歯列(1歳~13歳)の場合、4ヶ月に1回
永久歯列(14歳~高齢者)の場合、6ヶ月に1回
のペースで行いましょう!