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シュガーレスなのに甘いのなぜ?

お知らせブログ

最近、健康志向やダイエット志向が広がり

スーパーやコンビニで『ノンシュガー』や『シュガーレス』

などの表記をよく目にします。

食品のパッケージに『ノンシュガー』や『シュガーレス』

と強調して表記されていると砂糖が入ってなく

むし歯やダイエットに良さそうと感じますよね。

でも、実際はどうなんでしょうか・・・。

言葉のイメージに惑わされず正しい知識を身につけましょう!

 

シュガーレスとノンシュガーの違いって?

■シュガーレスとは

食品中に砂糖や加糖、ブドウ糖などを含まないものです。

砂糖の代わりに『アスパルテーム』『アセスルファムK』などの

人工甘味料を使用しており

砂糖やブドウ糖とは違って、むし歯の原因となる『酸』を

作らないため、むし歯になりにくいとされていました。

■ノンシュガーとは

食品中に砂糖は含まれていないですが

砂糖の代わりにブドウ糖や水あめを使用しているため

むし歯の原因となる『酸』を作ります。

そのため、砂糖ほどではないですが

むし歯ができる可能性が高いとされていました。

 

ですが、この考えは従来のもので現在では

『食品100g、もしくは飲料100mlに対して糖類が0.5g未満』

であれば『ノンシュガー』や『シュガーレス』『糖類0』

などの表記が可能となりました。

砂糖が入っていないと思われがちなこのキャッチコピーが

実は落とし穴とも言えるんです・・・。

『キシリトール』という表記もよく見かけますよね!

皆さんの『キシリトール』のイメージってどうでしょうか?

なんとなく『スースーする』『歯にいい』というイメージをお持ちではないですか?

実はキシリトールは『糖アルコール』という甘味料であり、味は甘いのです!

糖アルコールとは、糖類の仲間ですが、体内で消化されにくい性質を持ち

エネルギー(カロリー)として身体に取り込まれることは

ほとんどないという特徴があります。

その中でもキシリトールは自然界に存在する天然の糖アルコールで

いちごやカリフラワー、ラズベリーなど多くの果実や野菜に含まれています。

そしてキシリトールは糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同等の甘味度です。

ですが、キシリトールをはじめとする糖アルコールは

『酸』が全く出ないため、むし歯の原因にはなりません。

『酸』を作らない事、そして唾液の分泌を刺激して

中和する事がキシリトールがむし歯にならない原因です。

しかし、『キシリトール配合』と大きく表記されていても

ほかに砂糖が含まれていたらむし歯の原因になってしまいます。

まとめ

いかがでしたか?皆さんがイメージしていた

『シュガーレス』や『ノンシュガー』『キシリトール』違いはありましたか?

これらのことから、食品選びは成分表をよく見ることが大切であることがわかりますね!

ですが、毎回成分表を確認しながら食品を選ぶのはすごく大変です。

気にしすぎて食べ物が制限されすぎるのも現実的ではありません。
シュガーコントロールはとても大切ですが、それだけにとらわれず

生活習慣、毎日の歯磨き、歯科検診などを通して、トータルで歯を守っていきましょう!