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子供の歯肉炎について

お知らせ

保護者の皆様、子供のお口の中の状態をどのくらい把握していますか?

子供のお口の管理はなかなか難しいと思います。

むし歯は気になりますが、歯肉炎は見落としがちです。

仕上げ磨きを嫌がったり、本人のブラッシングが不十分だと磨き残しが増え、

さまざまな歯肉炎になってしまいます。

 

     

 

 

その中でも子供がかかりやすい3つの歯肉炎があるので、

その症状と対策をお話します。

 

 

子供がかかりやすい3つの歯肉炎

1.不潔性歯肉炎

歯磨きがきちんとできておらず、磨き残し(プラーク)が溜まり、

それにより歯ぐきの炎症が起きる歯肉炎です。

子供の中で最も多いのがこの歯肉炎になります。

歯ぐきが赤く腫れ、ブヨブヨになり、歯磨きすると出血することもあります。

       

対策として毎日の丁寧な自分磨きと仕上げ磨きを心がけ、

歯石は定期的に歯科医院でクリーニングの際、除去してもらうようにしましょう。

       

 

2.萌出性歯肉炎

乳歯が抜けて、永久歯が生え変わる途中や6歳臼歯、12歳臼歯などの

生え変わりの無い永久歯が、そのまま生えてくるときに見られる歯肉炎です。

歯が生えている途中は他の歯に比べ、背が低くブラシが当てづらいので、

噛み合わせの溝や被さっている歯ぐきに汚れが溜まり炎症を起こしてしまいます。

対策として、ブラシを横から突っ込み萌出中の痛みもあるので、

優しくブラシ先端を当て小刻みに動かすようにしましょう。

 

 

3.思春期性歯肉炎

思春期性歯肉炎は、主に小学校高学年から中学生(10歳~15歳)に見られる歯肉炎です。

思春期はホルモンバランスの乱れや生活の変化により、

歯ぐきの腫れや出血などの歯肉炎が起きやすい時期でもあります。

特に女性ホルモンの影響を受けやすい性質があり、

男子より女子に起こりやすい傾向がみられます。

 

対策として、毎日の歯磨きでしっかり歯垢を落としつつ、

栄養のバランスのとれた食事や生活習慣を整えることで

ホルモンバランスを安定させることが大切です。

        

 

どういった歯ブラシを使ったらいい?

仕上げ磨きをするときは、ヘッドの小さい歯ブラシで磨いてあげて

お子さんには、自分用の歯ブラシで磨くように使い分けをするといいでしょう。

仕上げ磨きのポイントとして正しい鉛筆握りはご存知ですか??

鉛筆握りで磨くと力が入りすぎず、安定して持てるのでお子さんも嫌がらずに

仕上げ磨きができると思います。

まとめ

子供の歯を歯肉炎から守るには、永久歯が生え変わる12歳頃まで

保護者の仕上げ磨きが重要になってきます。

仕上げ磨きで綺麗に磨くのはもちろんのこと、子ども自身も歯磨きが習慣化し、

上手にできるように正しいブラッシング方法を身につけてあげましょう。

 

子供の仕上げ磨きに自信が無かったり、子供の歯ぐきが心配だと思う方は、

ぜひ雑賀歯科医院までご相談ください!!

当院の歯科衛生士が正しいブラッシング方法や仕上げ磨きについて丁寧にご説明します。